色彩の哲学
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色彩の哲学
（双書現代の哲学）
岩波書店, 2002.11
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シキサイ ノ テツガク
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引用・参考文献: 巻末p1-6
Description and Table of Contents
Description
「色彩とは何か」と問うとき、科学的世界像の自明性はとたんに揺らぎ始める。色彩現象とは、感覚か、物理的性質か、内面的な現実か。いずれの立場に立つにしろ、それぞれの考え方が隠している存在論的前提が露とならざるをえないからである。主観と客観の、精神と物質の二元論を超えて、生きられた多次元的な世界を記述するために、「生態学的現象学」の意義と可能性の解明を目指す。
Table of Contents
- 第１部 色彩の「奥行き」（「射映」と「奥行き」—フッサールとメルロ＝ポンティ；色彩と空間；色彩の恒常性）
- 第２部 色彩の多次元性（ゲーテ—色彩の「自然科学」；ウィトゲンシュタイン—色彩の「文法」；カンディンスキー—色彩の「内面性」；生態学的現象学へ向けて）
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