自我が揺らぐとき : 脳はいかにして自己を創りだすのか
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自我が揺らぐとき : 脳はいかにして自己を創りだすのか
岩波書店, 2002.11
- Other Title
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Alterd egos : how the brain creates the self
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ジガ ガ ユラグ トキ : ノウ ワ イカニ シテ ジコ オ ツクリダス ノカ
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Note
原著(New York : Oxford University Press, 2001)の翻訳
参考文献: 巻末p11-32
Description and Table of Contents
Description
自分の体につながっていると知りながらなお、左腕を亡くなった夫の腕であると言い張った左半身麻痺のミーナ。失明したことにまったく気づかず「見えている」光景を描写したリジー。おだやかな老婦人ロザモンドは鏡をのぞきこんだとたん態度が一変し、そこに映る自分に向かって「出て行け」と罵声を浴びせはじめた。スティーヴィの右手は本人の意思に反して動きまわるので、左手で押さえつけておかなければならなかった。神経内科医ファインバーグの出会ったこれらの衝撃的な症例は次の謎を解く鍵となる。自己とは何か。自己は脳のどこにあるのか。脳はどのようにして統合された自己を生み出しているのか。哲学者が何世紀にもわたって議論してきたこの問題に、著者は「入れ子式階層構造としての自己」という解答を出す。
Table of Contents
- 1 はじめに—魂を求めて
- 2 崩壊する自己
- 3 失われた破片、見慣れた場所
- 4 個人の神話
- 5 もうひとつの自分
- 6 まとまりを維持すること
- 7 心の中心への旅
- 8 自己と心の入れ子構造
- 9 ひととしての存在と脳
- 10 生きている心
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