イタリア・ファシズムの生成と危機 : 1919-1925

書誌事項

イタリア・ファシズムの生成と危機 : 1919-1925

桐生尚武著 ; 馬場康雄編集・解説 ; 藤岡寛己編集

御茶の水書房, 2002.11

タイトル読み

イタリア ファシズム ノ セイセイ ト キキ : 1919 1925

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内容説明・目次

内容説明

政治的・経済的・思想的・運動論的に種々雑多な要素から構成されたイタリア・ファシズム。本書は、20世紀前半期に他国にさきがけ統合統制社会(全体主義社会)の確立をめざしたファシズムの、勃興から初期の体制的危機までを精緻に考究した本格的な論文集成である。ファシスト・サンディカリズムに関する入念な資料解読を基礎に、イタリア最大の穀倉地帯であるポー川流域平野に研究対象地域を絞った本書は、わが国のイタリア・ファシズム理解にとって具体的かつ確かな手応えを与えるものである。

目次

  • 第1部 農村ファシズムとファシスト・サンディカリズム(1919年‐1922年)(ファシズム発展の一断面—ヴァッレ・パダーナを中心にして;ファシスト・サンディカリズム史論(ファシスト組合運動の形成過程;ファシズムの発展と組合運動);ボローニャ・ファシズムの誕生)
  • 第2部 初期ファシズムの危機(1923年‐1925年)(ファシズムの危機(1923年‐24年);異論派ファシスト、A.ミズーリ;ファシスト・サンディカリズムの理念と現実—1925年3月の金属機械工のストによせて)

「BOOKデータベース」 より

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