物理学と神
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物理学と神
(集英社新書, 0174G)
集英社, 2002.12
- タイトル読み
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ブツリガク ト カミ
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内容説明・目次
内容説明
「神はサイコロ遊びをしない」と、かつてアインシュタインは述べた。それに対し、量子論の創始者ハイゼンベルグは、サイコロ遊びが好きな神を受け入れればよいと反論した。もともと近代科学は、自然を研究することを、神の意図を理解し、神の存在証明をするための作業と考えてきたが、時代を重ねるにつれ、皮肉にも神の不在を導き出すことになっていく。神の御技と思われていた現象が、物質の運動で説明可能となったのだ。しかし、決定論でありながら結果が予測できないカオスなど、その後も神は姿を変えて復活と消滅を繰り返し、物理学は発展し続けている。神の姿の変容という新しい切り口から、自然観・宇宙像の現在までの変遷をたどる、刺激的でわかりやすい物理学入門。
目次
- 第1章 神の名による神の追放
- 第2章 神への挑戦—悪魔の反抗
- 第3章 神と悪魔の間—パラドックス
- 第4章 神のサイコロ遊び
- 第5章 神は賭博師
- 第6章 神は退場を!—人間原理の宇宙論
- 第7章 神は細部に宿りたもう
- 第8章 神は老獪にして悪意を持たず
「BOOKデータベース」 より