差別と環境問題の社会学
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書誌事項
差別と環境問題の社会学
(シリーズ環境社会学 / 鳥越皓之企画編集, 6)
新曜社, 2003.3
- タイトル読み
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サベツ ト カンキョウ モンダイ ノ シャカイガク
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注記
その他の著者: 麦倉哲, 萩原なつ子, 平岡義和, 横田康裕, 細川弘明
入手しやすい基本文献: p208-211
内容説明・目次
内容説明
「なんかおかしなもん、危ないもんばっかし来る」。なぜ過疎地に産業廃棄物処分場や原子力施設が集中するのか?情報公開は行われているのか?地元住民の目線で環境問題を見直すとき、そこに差別の構図が存在することは明白だ。屠場(食肉センター)・清掃業など、いわゆる「部落産業」に向けられる差別のまなざし、被差別部落を回避するマスメディアの震災報道、障害者の生命を危険にさらす都市交通、日本企業による途上国への公害移転、先住民族の土地と文化の破壊、女性の性と生殖への侵略など、事例はつきない。差別と環境問題が複合し、交錯する現場を見据え、構造の解明と解決の糸口をさぐる。
目次
- 序章 差別と環境の複合的問題
- 第1章 差別と環境問題のはざまで—被差別部落の生活環境史
- 第2章 屠場を見る眼—構造的差別と環境の言説のあいだ
- 第3章 回避された言説—阪神・淡路大震災をめぐる新聞報道の「空洞」
- 第4章 障害者からみた都市の環境
- 第5章 フェミニズムからみた環境問題—リプロダクティブ・ヘルスの視点から
- 第6章 途上国への公害移転—企業担当者の意識からみえてくるもの
- 第7章 地元住民からみた「森林破壊」—インドネシアの産業造林
- 第8章 異文化と環境人種主義—アボリジニーの自然観と文化意識から考える
- 結語—環境問題と反差別の接点
「BOOKデータベース」 より