ジンメル・つながりの哲学
著者
書誌事項
ジンメル・つながりの哲学
(NHKブックス, 968)
日本放送出版協会, 2003.4
- タイトル別名
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ジンメルつながりの哲学
- タイトル読み
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ジンメル ツナガリ ノ テツガク
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注記
第11刷 (2018.12) の出版者: NHK出版
引用・参考文献: p252-254
内容説明・目次
内容説明
社会になんとなく疎外感を抱くことはないか。自分の居場所などないと思えたり、自由に生きることを阻む檻のように感じたり…しかし、社会はあらかじめ存在するのではなく、人と人の日々のコミュニケーション=相互作用の集積から生まれるもの、そう考えれば、おのずと社会との関係の結び方が見えてくる。そして、「私から社会へ」を考えることは“ほんとうの自分”を振り返ることにつながる。個と社会の問題にこだわり、よりよく生きる道を模索したジンメル思想を現在を読み解くツールとして捉え直す、気鋭の社会学者によるスリリングな試み。
目次
- 序章 私の社会学体験—ジンメルとの出会い
- 第1章 「ジンメル」とはだれか?—相互作用論的社会観の特徴
- 第2章 社会をどこから見るか
- 第3章 社会学は何を問題としてきたのか?
- 第4章 社会の成り立ちと「ほんとうの私」との関係
- 第5章 「秘密」とは、コミュニケーションを拒否した態度か?—他者との「距離」をどうとるのか
- 第6章 「闘争」がダイナミックな人間関係を作る
- 第7章 貨幣の“現象学”—“私から社会へ”つながるメディアとして
- 第8章 ハイ・モダニティとしての現代—人間関係の相互性を時代とともに考える
- 終章 “私から社会へ”のルート探し—“根性なしの社会学”からの出発
「BOOKデータベース」 より