古代ローマ帝国の研究
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古代ローマ帝国の研究
岩波書店, 2003.6
- タイトル読み
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コダイ ローマ テイコク ノ ケンキュウ
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内容説明・目次
内容説明
前2世紀、ローマの支配は不動のものとして地中海世界の東西にあまねく及んだ。いわゆる「ローマ帝国」(インペリウム・ローマーヌム)の成立である。ローマの支配者たちは支配=被支配のパトロネージ関係を基軸に各地の諸民族の指導者層を自らのもとに統合し、一大広域支配を確立していったのである。近代の概念枠組を適用したのでは捉えられない古代ローマの「帝国」支配の本質を解明した著者積年の研究成果を集成する論文集。
目次
- 1 諸「帝国」のなかのローマ帝国(ローマ帝国という名の国際社会;ローマ帝国と「帝国主義の時代」;「帝国」という概念について)
- 2 古代ローマ帝国の「本質」をめぐって(属州クリエンテーラと補助軍;ローマ元首政の起源;ローマの対外関係における自由(libertas)の概念について—前二世紀を中心として ほか)
- 3 三つのケース・スタディー(条約締結国としてのメッサナ;アンビオリクス;ポンペイウスの“legio vernacula”について ほか)
「BOOKデータベース」 より