「不自由」論 : 「何でも自己決定」の限界
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「不自由」論 : 「何でも自己決定」の限界
(ちくま新書, 432)
筑摩書房, 2003.9
- タイトル別名
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不自由論 : 何でも自己決定の限界
- タイトル読み
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フジユウ ロン : ナンデモ ジコ ケッテイ ノ ゲンカイ
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内容説明・目次
内容説明
グローバル化の進展につれて、何かにつけて「自己決定」が求められるようになってきた。その背景には、人間は「自由な主体」であるという考え方がある。しかし人間は、すべてを「主体的」に決められるわけではない。実際、「自由な主体」同士の合意によって社会がつくられるという西欧近代の考えは、ほころび始めてきた。こうした「ポスト・モダン」状況にあって我々は、どう振る舞えばいいのか?そもそも「自由な主体」という人間観は、どう形成されたのか?こうした問いを深く追究した本書は、近代社会の前提を根底から問い直す、新しい思想の試みだ。
目次
- 第1章 「人間は自由だ」という虚構(現代思想における「人間」;よき人間と悪しき人間 ほか)
- 第2章 こうして人間は作られた(人間的コミュニケーションの習得;コミュニケーションの「普遍性」と「特殊性」 ほか)
- 第3章 教育の「自由」の不自由(「人間性」教育としての「生きる力」論;「ゆとり」から「主体性」は生まれるか? ほか)
- 第4章 「気短な人間」はやめよう(主流派としての「リベラリズム」;挟撃される普遍主義 ほか)
「BOOKデータベース」 より