日本帝国の申し子 : 高敞の金一族と韓国資本主義の植民地起源1876-1945

書誌事項

日本帝国の申し子 : 高敞の金一族と韓国資本主義の植民地起源1876-1945

カーター・J.エッカート著 ; 小谷まさ代訳

草思社, 2004.1

タイトル別名

Offspring of empire : the Koch'ang Kims and the colonial origins of Korean capitalism 1876-1945

日本帝国の申し子 : 高敞の金一族と韓国資本主義の植民地起源 : 1876-1945

タイトル読み

ニホン テイコク ノ モウシゴ : コウショウ ノ キン イチゾク ト カンコク シホン シュギ ノ ショクミンチ キゲン 1876-1945

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注記

参考文献: p417-438

内容説明・目次

内容説明

日本統治の経験は朝鮮の工業化にいかなる影響をおよぼしたのか。それは戦後韓国・朴正煕政権時代の驚異的な経済成長とどのようにつながっているのか。朝鮮史研究の第一人者、ハーバード大学のエッカート教授が、史上初の朝鮮資本による大規模企業「京城紡織株式会社」の発展と拡大、そしてこれを経営した高敞(全羅北道)の金一族が産業資本家として成功をおさめるにいたったプロセスを精緻に検証。日韓近現代史における最重要のテーマである日本の植民地統治の「遺産」を初めて公正に評価し、欧米で高く評価された労作。日韓近現代史に根本的な書き換えを迫る、真に革新的な研究。

目次

  • 第1部 朝鮮における資本主義の誕生(商人と地主—資本の蓄積、一八七六年〜一九一九年;産業資本家—胎動と誕生、一九一九年〜四五年)
  • 第2部 発展のパターン(資本家階級と国家—金融面での結びつき;資本家階級と国家—経営上のパートナー;本国と後背地のはざまで—原料と技術獲得;本国と後背地のはざまで—市場を求めて)
  • 第3部 資本家階級と市民社会(「文句をいわずに」—資本家は労働者階級をどう扱ったか;祖国よりも階級の利益を—内鮮一体と朝鮮の資本家階級)
  • 植民地時代の遺産

「BOOKデータベース」 より

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