公と私の系譜学
著者
書誌事項
公と私の系譜学
岩波書店, 2004.2
- タイトル別名
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Public goods, private goods
公と私の系譜学
- タイトル読み
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コウ ト シ ノ ケイフガク
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注記
原著 (Princeton: Princeton University Press, 2001) の全訳
参考文献: 巻末p1-7
内容説明・目次
内容説明
われわれの思考を拘束する公/私というパラダイムは、いかなる歴史過程のなかで形成されてきたのか。リベラリズムを支配してきた、この二分法は、果たして自明のものであるのか。公/私の近代的な構想を構成する要素の個別性と多様性を系譜学的に辿り直すことで、起源の神話を徹底的に解体し、その呪縛を解く。リベラリズムに対する根源的な批判と善をめぐる構想。
目次
- 第1章 序論
- 第2章 恥知らずと公共世界—アゴラで自慰するディオゲネス
- 第3章 レス・プブリカ—ルビコン川で決断するカエサル
- 第4章 霊的なものと私的なもの—アウグスティヌスの内なる隠れ家
- 第5章 リベラリズム—リベラルな公共善と近代の境涯
- 第6章 結論
「BOOKデータベース」 より