シェイクスピアとイギリス民衆演劇の成立

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シェイクスピアとイギリス民衆演劇の成立

玉泉八州男著

研究社, 2004.3

タイトル読み

シェイクスピア ト イギリス ミンシュウ エンゲキ ノ セイリツ

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内容説明・目次

内容説明

遅咲きのイギリス・ルネサンスを飾った、シェイクスピアを頂点とする民衆演劇。その誕生を齎したものは何だったのか。アマチュアの余興にすぎなかった中世の演劇が、宗教改革の嵐を経て、プロの劇として独り立ちを果たし、やがてシェイクスピアの作品世界に結晶していく。そのさまを、近代初期の「虚」と「実」の鬩ぎ合いの下で詳細かつ多面的に跡づけた、画期的なイギリス・ルネサンス演劇論集成。

目次

  • 長き序章、あるいは中世の森から—職業俳優誕生以前
  • 第1章 野蛮の超克—イギリス・ルネサンス誕生
  • 第2章 アルプスと深く荒き海の彼方で—イギリス・ルネサンス精神史断想
  • 第3章 宝の山の世紀の終りに—民衆演劇成立の措定と反措定
  • 第4章 イギリス民衆演劇の成立過程—テューダー朝演劇管見
  • 第5章 無韻詩の誕生—ナショナリズム詩学の展開
  • 第6章 大学才人登場前後—芸能と芸術の間で
  • 第7章 シェイクスピアの出発—挑戦と資質と
  • 第8章 シェイクスピアと民衆演劇の変質—追いかけるシェイクスピア
  • 短き終章、あるいはシェイクスピアの反劇場主義—イギリス・ルネサンスの終焉
  • 補遺 企業体の宿命—イギリス民衆演劇の変質を促したもの

「BOOKデータベース」 より

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