病気だけど病気ではない : 糖尿病とともに生きる生活世界
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病気だけど病気ではない : 糖尿病とともに生きる生活世界
誠信書房, 2004.7
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ビョウキ ダケド ビョウキ デワ ナイ : トウニョウビョウ ト トモニ イキル セイカツ セカイ
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Note
引用・参考文献: p[210]-222
博士論文『慢性病のエスノグラフィ : 糖尿病者の「病気だけど病気ではない」』(千葉大学 2001年提出)を加筆、修正したもの
Description and Table of Contents
Description
本書は、文化人類学の民族誌的手法を駆使しながら、糖尿病者へのインタビューや患者会の参与観察を通して、糖尿病者たちの生活世界をつぶさに描き出したものである。きわめて現代的病いである糖尿病は、国内病ともいわれ、今や医療政策者や治療者たちにとって焦眉の問題となっている。著者は、あくまでも「病気になる」側の経験にこだわり、病気がもたらす苦悩の経験、家族や友人との関係、治療実践に対する創意工夫、医療者とのつき合い方、患者会のあり方など、当事者が編み出す問題に対処する術(すべ)を描きだす。「病気であること」の経験を描いた民族誌は、それ自体現代医療のあり方を鋭く問う物語となる。
Table of Contents
- 序章 なぜ糖尿病か
- 第1章 糖尿病の語られ方
- 第2章 糖尿病になった原因
- 第3章 糖尿病との向き合い方
- 第4章 治療実践を飼い慣らす
- 第5章 デジタル化される身体と「自分のからだ」
- 第6章 食事療法をめぐる社会関係
- 第7章 医療者とのつき合い方
- 第8章 なぜ集うのか—“Yの会”の活動から
- 終章 「病気だけど病気ではない」
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