樋口一葉「いやだ!」と云ふ
著者
書誌事項
樋口一葉「いやだ!」と云ふ
(集英社新書, 0249F)
集英社, 2004.7
- タイトル別名
-
樋口一葉いやだ!と云ふ
樋口一葉いやだと云ふ
- タイトル読み
-
ヒグチ イチヨウ イヤダ ト イウ
大学図書館所蔵 件 / 全137件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
二十四年の短い生涯に、近代文学に燦然と輝く名作を残して逝った樋口一葉。その象徴性に満ちた文学は、江戸から明治、古典から近代文学へという時代に生まれ、そのどちらをも超えた魅力をはなち、現代に読みつがれている。本書では、代表的五作品『大つごもり』『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』『わかれ道』をあらゆる角度から読みこむ。遊廓吉原のにぎわい、西鶴など、江戸から当てた光はまったく新たな世界を浮かびあがらせ、登場人物たちの心情への鋭い考察は、“人間・一葉”の真実に迫る。「いやだ!」といいながら、困難な時代に立ち向かった一葉の魂のメッセージを伝える著者渾身の評伝。
目次
- 序 花と布
- 1 享楽の吉原—『たけくらべ』
- 2 盆十六日のひとだま—『にごりえ』
- 3 師走みそかの訣別—『わかれ道』
- 4 大晦日はあはぬ算用—『大つごもり』
- 5 十三夜の月から見る—『十三夜』
「BOOKデータベース」 より