樋口一葉「いやだ!」と云ふ

書誌事項

樋口一葉「いやだ!」と云ふ

田中優子著

(集英社新書, 0249F)

集英社, 2004.7

タイトル別名

樋口一葉いやだ!と云ふ

樋口一葉いやだと云ふ

タイトル読み

ヒグチ イチヨウ イヤダ ト イウ

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内容説明・目次

内容説明

二十四年の短い生涯に、近代文学に燦然と輝く名作を残して逝った樋口一葉。その象徴性に満ちた文学は、江戸から明治、古典から近代文学へという時代に生まれ、そのどちらをも超えた魅力をはなち、現代に読みつがれている。本書では、代表的五作品『大つごもり』『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』『わかれ道』をあらゆる角度から読みこむ。遊廓吉原のにぎわい、西鶴など、江戸から当てた光はまったく新たな世界を浮かびあがらせ、登場人物たちの心情への鋭い考察は、“人間・一葉”の真実に迫る。「いやだ!」といいながら、困難な時代に立ち向かった一葉の魂のメッセージを伝える著者渾身の評伝。

目次

  • 序 花と布
  • 1 享楽の吉原—『たけくらべ』
  • 2 盆十六日のひとだま—『にごりえ』
  • 3 師走みそかの訣別—『わかれ道』
  • 4 大晦日はあはぬ算用—『大つごもり』
  • 5 十三夜の月から見る—『十三夜』

「BOOKデータベース」 より

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