キメラ : 満洲国の肖像
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キメラ : 満洲国の肖像
(中公新書, 1138)
中央公論新社, 2004.7
増補版
- タイトル読み
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キメラ : マンシュウコク ノ ショウゾウ
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注記
主要引用・史料・参考文献: p397-420
内容説明・目次
内容説明
一九三二年三月、中国東北地方に忽然と出現し、わずか一三年五カ月後に姿を消した国家、満洲国。今日なおその影を色濃く残す満洲国とは何だったのか。本書は建国の背景、国家理念、統治機構の特色を明らかにし、そこに凝縮して現れた近代日本の国家観、民族観、そしてアジア観を問い直す試みである。新たに満洲・満洲国の前史と戦後に及ぼした影響など、その歴史的意義を想定問答形式によって概観する章を増補した。
目次
- 序章 満洲国へのまなざし
- 第1章 日本の活くる唯一の途—関東軍・満蒙領有論の射程
- 第2章 在満蒙各民族の楽土たらしむ—新国家建設工作と建国理念の模索
- 第3章 世界政治の模範となさんとす—道義立国の大旆と満州国政治の形成
- 第4章 経邦の長策は常に日本帝国と協力同心—王道楽土の蹉跌と日満一体化の道程
- 終章 キメラ—その実相と幻像
- 補章 満洲そして満洲国の歴史的意味とは何であったか
「BOOKデータベース」 より