「虚言」の領域 : 反人生処方としての文学
著者
書誌事項
「虚言」の領域 : 反人生処方としての文学
(ミネルヴァ評論叢書 : 文学の在り処, 2)
ミネルヴァ書房, 2004.7
- タイトル別名
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虚言の領域 : 反人生処方としての文学
- タイトル読み
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キョゲン ノ リョウイキ : ハン ジンセイ ショホウ トシテノ ブンガク
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注記
参考文献: p269-278
収録内容
- 虚言の愉しみ : ナボコフに倣って
- 読むことの体感 : 触知する言葉
- 余白の思考 : 反人生処方として
- 日常の臨界 : あまりに人間的な
- 午睡の前に : 終わりを夢見て
内容説明・目次
内容説明
フィクションの魅力を読み解く批評的演戯の書。ナボコフ、シェイクスピア、日本の現代小説などをとおし、文学の指し示す“虚=実”が、いかに私たちの日々の“生”の奥行を照らしだすか、自在なスタイルで語る。
目次
- プロローグ—あまりに比喩的な
- 1 虚言の愉しみ—ナボコフに倣って(ナボコフの文学教室から;記憶よ、騙れ ほか)
- 2 読むことの体感—触知する言葉(“読み”の空隙;なぜバーナムの森は動いたのか—マクベスと植物と ほか)
- 3 余白の思考—反人生処方として(退屈、または凡流の中に落ち合う景色;食べる、または夢の饗応に勝るもの ほか)
- 4 日常の臨界—あまりに人間的な(“家族”の幻景;悲劇的なるものの隘路 ほか)
- 5 午睡の前に—終わりを夢見て(マンソンジュ氏の日本滞在—忘却のためのサプリメント)
「BOOKデータベース」 より