暴力の屈折 : 記憶と視覚の力学
著者
書誌事項
暴力の屈折 : 記憶と視覚の力学
岩波書店, 2004.9
- タイトル別名
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Refractions of violence
暴力の屈折
- タイトル読み
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ボウリョク ノ クッセツ : キオク ト シカク ノ リキガク
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注記
原著(New York and London : Routledge, 2003)の抄訳
内容説明・目次
内容説明
前世紀を上回る暴力と殺戮の予感に満ちた21世紀。私たちは犠牲者をいかに弔い、どういう距離感で状況をとらえればよいのか。著者は、現代の圧倒的な視覚文化やバーチャリティの問題と暴力とを、プリズムのように互いを通し「屈折」させて映し出す。ベンヤミン、アドルノから9.11まで、高名な思想史家が該博な知識と豊かな論理で展開する、刺激に満ちた一冊。
目次
- 慰めはいらない—ベンヤミンと弔いの拒否
- 父と子—ヤン・フィリップ・レームツマとフランクフルト学派
- ホロコーストはいつ終わったのか?—歴史的客観性について
- 恩知らずの死者たち
- バラの回心
- ユニコーン殺人犯との文通
- 正義は盲目でなくてはならないのか?—法とイメージの挑戦
- 難破船へ潜る—世紀末の美的スペクタクル見物
- 天文学的な事後見分—光の速度と現実のバーチャル化
- 光州—虐殺からビエンナーレへ
- 宗教的暴力の逆説
- 恐怖のシンメトリー—九・一一と左翼の苦悩
「BOOKデータベース」 より