書誌事項

自由を耐え忍ぶ

テッサ・モーリス-スズキ [著] ; 辛島理人訳

岩波書店, 2004.10

タイトル別名

Enduring freedom

自由を耐え忍ぶ

タイトル読み

ジユウ オ タエシノブ

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注記

参考文献: 巻末p1-6

「世界」(2004年1月号-8月号, 岩波書店刊)での連載をまとめたもの

内容説明・目次

内容説明

9・11事件後、アフガニスタン戦争は「不朽の自由作戦」と名づけられ発動された。アフガンで、イラクで、自由を付与するとの美名の下に、数多の民間人が殺され、傷ついた。彼ら彼女らにとっての「自由」とは頭上から降り注ぐ爆弾のように、耐え忍ぶものなのだろうか?軍産複合体が肥大化し、市場が国家と融合した。人々の生活のあらゆる局面に産業化・市場化が浸透し、自由までもが規律化された。戦争や強制収容所が民営化されていく。知的財産は企業によって囲い込まれ、平等に享受しうる情報や自由が収奪される。グローバリゼーションに関わる最新の文献を踏まえ、9・11事件後に世界各地で進行する事態をおさえながら、新たな社会運動へ向けて批判的想像力を羽ばたかせ、市場の社会的深化に抵抗するオールタナティブを探る。

目次

  • 第1章 劣化する民主主義
  • 第2章 暴走する市場
  • 第3章 自由とパノプティコン
  • 第4章 知の囲い込み
  • 第5章 風変わりな資産
  • 第6章 戦争の民営化
  • 第7章 自由の再生
  • 第8章 民主主義の再考

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA69134777
  • ISBN
    • 400023403X
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    viii, 213, 6p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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