コンクリートの文明誌

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コンクリートの文明誌

小林一輔著

岩波書店, 2004.10

タイトル読み

コンクリート ノ ブンメイシ

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注記

参考文献: 巻末p5-12

内容説明・目次

内容説明

ローマは一日にして成らず—。格言に引かれる未曾有の都市国家も、コンクリートなしにはありえなかった。人間社会の基盤を支えてきたその姿は、華麗というより木訥。本書は、そんな建築資材の視点より描かれた文明の物語である。新書『コンクリートが危ない』で現代社会に警鐘を鳴らした著者が書き下ろすライフワーク。

目次

  • 第1章 すべての道はローマより発す—古代都市国家とコンクリート(火山灰が原料?;ローマ帝国を衰退させた公共事業 ほか)
  • 第2章 二千年の闇をぬけて—近代文明とコンクリート(スミートンの着眼点;近代化をささえた鉄筋コンクリート ほか)
  • 第3章 激動の時代のなかで—総力戦とコンクリート(帝国自動車国道;硫黄島の「防波堤」)
  • 第4章 戦後の復興とともに—高度成長とコンクリート(戦後集合住宅私的変遷史;夢の超特急の影で)
  • 第5章 シヴィル・エンジニアへ—現代日本とコンクリート(コンクリートから見た日本と西欧;土建屋とシヴィル・エンジニア ほか)

「BOOKデータベース」 より

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