「個の理解」をめざす発達研究
著者
書誌事項
「個の理解」をめざす発達研究
有斐閣, 2004.12
- タイトル別名
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Toward a uniquely Japanese developmental psychology : comprehending individuality as biosocial and historical
個の理解をめざす発達研究
- タイトル読み
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コ ノ リカイ オ メザス ハッタツ ケンキュウ
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注記
文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
かつて日本の発達心理学研究においては、「発達」という複雑な問題に幅広い視点から迫るものは見られず、欧米の新しい研究の後を追う傾向が目立っていた。そうした中で、社会的・歴史的・個性的存在として子どもをとらえることを研究の中心にすえ、十分な理論や方法を身につける努力を重ねると同時に、現実の生活の中で子どもや大人に迫る試みを続けてきた著者たちが、自らの多年にわたる研究の分析・検討結果をもとに、発達心理学研究の今日的課題を考える。
目次
- 第1章 発達的発達心理学(このような形をとるメリットは?;発達と研究の歴史性;この本の構成と基本的アイディア)
- 第2章 20世紀中葉からの発達心理学—自己の体験を織り込みながら(1953年から2003年をどう区分するか;1953年〜63年について ほか)
- 第3章 発達心理学研究50年の足跡—自己の歩みを振り返りつつ(学級内での児童の地位・学力と社会階層についての研究(1955年〜59年);児童の人格特徴と知能の関連についての研究(1961年〜64年) ほか)
- 第4章 発達の非線形性と可変性(発達の非線形性と可変性;個人をベースとした発達の見方 ほか)
- 第5章 行動発達における生成と転移のメカニズムを求めて(方法模索の時代—グループ平均のドグマ;発達におけるパターンへの注目 ほか)
「BOOKデータベース」 より