書誌事項

自己所有権・自由・平等

G.A. コーエン著 ; 松井暁, 中村宗之訳

青木書店, 2005.1

タイトル別名

Self-ownership, freedom, and equality

自己所有権自由平等

タイトル読み

ジコ ショユウケン ジユウ ビョウドウ

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注記

原著(Cambridge University Press, 1995)の全訳

原タイトル:Self-ownership,freedom,and equality

参考文献: 巻末p9-17

内容説明・目次

内容説明

平等と両立する自由はいかにして可能か?自由を標榜するリバタリアニズム(自由至上主義)。だが、その主導者ノージックの議論の核心=「自己所有権原理」は、自由を実現するものではない。マルクスの搾取論にも潜むこの原理と向き合い、自由が平等に享受される社会の理念を提示する。

目次

  • 歴史・倫理・マルクス主義
  • ロバート・ノージックとウィルト・チェンバレン—いかにしてパターンは自由を維持するのか
  • 正義・自由・市場取引
  • 自己所有権・世界所有権・平等
  • 自由と平等は両立するか
  • 自己所有権・共産主義・平等—マルクス主義の技術的解決に抗して
  • マルクス主義と現代の政治哲学—なぜ平等主義リベラルよりもマルクス主義者の方がノージックに悩まされるのか
  • 土地と労働をめぐるマルクスとロック
  • マルクスにおける搾取—搾取はなぜ不正か
  • 自己所有権(概念の描写;命題の評価)
  • 幻滅の未来

「BOOKデータベース」 より

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