鉄理論=地球と生命の奇跡
著者
書誌事項
鉄理論=地球と生命の奇跡
(講談社現代新書, 1778)
講談社, 2005.3
- タイトル別名
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鉄理論地球と生命の奇跡
- タイトル読み
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テツ リロン チキュウ ト セイメイ ノ キセキ
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注記
参考文献: p221-222
内容説明・目次
内容説明
人類が金属の鉄を使いだしたのは、たかだか五千年前のことにすぎない。しかし元素としての鉄は、四十億年前に生命が誕生したときから、生命になくてはならないものであり、その後の生命の発展を陰で演出してきた、と言ったらみなさんは驚かれるだろうか。このいずれの鉄のはたらきも、一つの奇跡的な偶然から生み出された。鉄はすべての元素のなかでもっとも安定な原子核を持ち、その一つの帰結として、地球では質量比でもっとも多い元素である。その鉄が、その持っている電子の数のために、生命にとっても、現代文明にとっても、かけがえがない機能を持つ元素となった、という偶然である。このことが、生命の誕生と発展のなかで、またさらに人類文明の展開のなかで、数々の奇跡を起こしてきた。
目次
- 第1章 奇跡の誕生
- 第2章 生命は鉄にどのように依存しているか
- 第3章 鉄から見えてくる生命の歴史
- 第4章 鉄が人類を救うか
- 第5章 鉄が人類に高度な文明をもたらした
- 第6章 鉄から見た文明史
- 第7章 鉄器時代は終わらない
「BOOKデータベース」 より