イギリスの鉄道争議と裁判 : タフ・ヴェイル判決の労働史

書誌事項

イギリスの鉄道争議と裁判 : タフ・ヴェイル判決の労働史

松村高夫著

(Minerva西洋史ライブラリー, 68)

ミネルヴァ書房, 2005.3

タイトル別名

イギリスの鉄道争議と裁判 : タフヴェイル判決の労働史

タイトル読み

イギリス ノ テツドウ ソウギ ト サイバン : タフ ヴェイル ハンケツ ノ ロウドウシ

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内容説明・目次

内容説明

タフ・ヴェイル判決(1901年)とは、南ウェールズのタフ・ヴェイル鉄道会社で起きたストにより生じた損害を、合同鉄道従業員組合が会社に支払うように命じた20世紀最初の「弾圧判決」である。本書は、会社、労働組合、裁判所などが残した史料をもとに、そのストライキと裁判の過程をミクロ・ヒストリーとして再現し、同時代のイギリスにおけるソーシャリズムとリベラリズムの対立・相克が個別労働組合に凝縮して現れた、その複雑な諸相を具体的に明らかにする。同時に、労働争議法(1906年)によりタフ・ヴェイル判決が廃止されるまでの鉄道労働組合の運動の過程を、同判決の廃止あるいは受容を求める全国的な労働運動・政治運動と関連させてマクロ・ヒストリーとして辿り、ここでもソーシャリズムとリベラリズムの対立・相克の諸相を明らかにする。

目次

  • 序章 イギリス労働史におけるタフ・ヴェイル判決
  • 第1章 タフ・ヴェイル鉄道のストライキ
  • 第2章 ストライキ終結以降の運動
  • 第3章 裁判の展開過程
  • 第4章 タフ・ヴェイル判決に対する反対運動
  • 終章 ASRSにみるソーシャリズムとリベラリズムの相克

「BOOKデータベース」 より

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