書誌事項

この国のすがたと歴史

網野善彦, 森浩一編著

(朝日選書, 776)

朝日新聞社, 2005.5

タイトル別名

この国のすがたを歴史に読む

タイトル読み

コノ クニ ノ スガタ ト レキシ

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注記

「この国のすがたを歴史に読む」(大巧社 2000年刊)の加筆改題したもの

内容説明・目次

内容説明

「日本列島は海を通じて四方に開かれ、アジア大陸の北と南をつなぐ架け橋の役割をはたす位置にあります。北からも南からも、西からも東からも人や物の出入りがあったと考えられ、列島外の影響をうけつつ、多様な社会が列島各地に生まれていったのです」(網野)。「戦後の考古学では遠隔地間の物の動きを、政治的に与えたりもらったり、献上するととらえる考え方が強すぎました。しかし、ふつうの交易は数え切れないほどあったのです。文献に出てくる事実だけが歴史であると思い込みすぎていたのではないでしょうか」(森)。歴史家・網野善彦と考古学者・森浩一が、遺跡や文献などの資料をもとに人びとの交易の実際に迫り、「日本文化」や「日本社会」のすがたを新たな視点から縦横無尽に語り合う。

目次

  • 1 日本文化のかたち(縄文文化の見直し;縄文人の知恵;栗の果たした役割 ほか)
  • 2 列島をめぐる交流(東アジアのなかの八丈島;古代人の大航海;黒曜石をめぐる航海 ほか)
  • 3 この国のすがた(技術を支える基盤;驚くべき識字率の高さ;漢字と仮名 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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