ブルマーの社会史 : 女子体育へのまなざし

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ブルマーの社会史 : 女子体育へのまなざし

高橋一郎 [ほか] 著

(青弓社ライブラリー, 36)

青弓社, 2005.4

タイトル読み

ブルマー ノ シャカイシ : ジョシ タイイク エノ マナザシ

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注記

参考文献: 章末

その他の著者: 萩原美代子, 谷口雅子, 掛水通子, 角田聡美

内容説明・目次

内容説明

男性教員や男子生徒の視線が存在する公的な空間で、女子生徒の脚部の付け根まで露出を強制していたブルマー。女性解放運動に出自をもつブルマーがたどった、明治期の輸入から戦後までの社会的・歴史的な変遷を読み解き、社会学・歴史学の視角から「脱女性化というジレンマ」「女子身体イメージの変容」「性の解放と抑圧のパラドックス」という女性の身体性をめぐる葛藤と闘争の物語を紡ぎ出す。そして、欲望のまなざしにさらされた結果、性的身体化=商品化することで消滅した過程を丹念に明らかにして、ジェンダー規範や行動様式にまで影響を与えたブルマーを通して、セクシュアリティの歴史的変容に迫る。

目次

  • 第1章 ブルマー登場以前—衣服と脚の関係から(着物と活動性;女性の二本脚からみた日本服装史 ほか)
  • 第2章 ブルマーと近代化—解放と抑圧のはざまで(ブルマーにまつわる解放と抑圧のパラドックス;欧米でのブルーマー・コスチュームの登場に対する反応について ほか)
  • 第3章 女性の身体イメージの近代化—大正期のブルマー普及(女学生文化と体育;明治後期「女学世界」の体育言説 ほか)
  • 第4章 ブルマーの戦後史—ちょうちんブルマーからぴったりブルマーへ(戦後の学校教育とブルマー;ブルマーの変遷 ほか)
  • 第5章 スケープゴートとしてのブルマー(服装としてのブルマー;体育・女性・ブルマー ほか)

「BOOKデータベース」 より

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