無意識の形成物
著者
書誌事項
無意識の形成物
岩波書店, 2005.5-2006.3
- 上
- 下
- タイトル別名
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Les formations de l'inconscient, 1957-1958
Le séminaire de Jacques Lacan
- タイトル読み
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ムイシキ ノ ケイセイブツ
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注記
Le séminaire de Jacques Lacan. Livre 5: Les formations de l'inconscient, 1957-1958(Seuil, 1998)の翻訳
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784000234108
内容説明
精神分析を、言語という礎の上に改めて据えるということ。一九五三年のローマで宣言されたこの目標に向けて、フロイトの著作を読み直し、さらに同時代の精神分析理論を再検討してきたラカンは、五年目のセミネールにおいて、ついにその成果を彼独自の一群の概念装置のうちに結晶させる。「グラフ」や「シェーマR」、あるいは「父性隠喩」といった概念装置が、機知や文学、臨床例への豊富な参照のなかで構築されて行く過程を克明にたどった本書は、ラカンの「思考」がはらむ運動への、最良の導入となるだろう。
目次
- 機知のフロイト的諸構造(ファミリオネール;ファ・ミリオネール;ミッリオネール;金の子牛;意味の少なさと意味のなさ;馬は下がれ!不受理の女)
- 去勢の論理(“父の名”の排除;父性隠喩;エディプスの三つの時;快感と現実におけるイメージからシニフィアンへ;快感原則の彼方にある幻想)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784000234115
内容説明
機知が、文学が、臨床が、精神分析と言語の関係を鮮やかに照らし出す。ラカンを「ラカン」にした思考の現場。
目次
- ファルスのシニフィアンス(欲望と享楽;少女とファルス;理想の記章;欲望の諸定式 ほか)
- 神経症の臨床と治療における欲望と要求の弁証法(肉屋の女房の夢;「静かな水」の夢;“他者”の欲望;強迫症者とその欲望 ほか)
「BOOKデータベース」 より