ニーチェ : 文学表象としての生
著者
書誌事項
ニーチェ : 文学表象としての生
理想社, 2005.6
- タイトル別名
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Nietzsche : life as literature
- タイトル読み
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ニーチェ : ブンガク ヒョウショウ トシテノ セイ
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内容説明・目次
内容説明
ニーチェの読者が否応なく直面することになるのは、二群のパラドックスである。一つは、彼の著述に内包されている一群のパラドックスであり、それは彼の作品内容に属している。この種のパラドックスは、ニーチェ作品の様々な解釈が理解しようと目指しているものの一部をなしており、例えば、力への意志、永遠回帰、自己の本性、道徳の非道徳的な諸前提といったものに関する彼の思想を包含している。もう一つは、彼の著述によって産み出される一群のパラドックスである。それは彼の著作の所産と言うべきもので、この種のパラドックスによって、ニーチェ理解、すなわち第一のパラドックス群も含めて彼の思想を解釈しようとする努力そのものが疑問に付されることになる。したがって、このような解釈の試みの一つである本書もまた、これら二群のパラドックスと可能な限りの折り合いを付けようとするものである。
目次
- 第1部 世界(スタイルの最も多様な芸術;生の条件としての非真理;事物とはその作用の総体のことである;自然に敵対するもう一つの自然)
- 第2部 自己(この人生—永遠なる人生;人はいかにして今あるところのものになるか;善悪の彼岸)
「BOOKデータベース」 より