ライ麦畑のミステリー

書誌事項

ライ麦畑のミステリー

竹内康浩著

せりか書房, 2005.6

タイトル別名

The catcher in the rye

タイトル読み

ライムギバタケ ノ ミステリー

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注記

引用文献: pi-iii

内容説明・目次

内容説明

『ライ麦畑でつかまえて』では、なぜ物や人が落下し、その度に拾い上げられるのだろうか。この不思議な一貫性は、さらに大きな謎へと扉を開く。投身自殺した少年の名前に隠されたイエスの兄弟、落ちて割れたレコードにひそむ神秘的な言葉、回転木馬の最終場面に秘められた錬金術的な設定—アメリカでサリンジャー論を発信する著者が、ユング・神話・禅仏教等をヒントに、20世紀の代表的な青春小説で何が起きていたかを解き明かす最前線の『ライ麦畑』論。

目次

  • 序章 ホールデンと死者
  • 第1章 割れたレコードの救い方
  • 第2章 隠されていた水と死の系譜
  • 第3章 死んだ人間の救い方
  • 第4章 聖なる落下物としてのウンチ
  • 第5章 狩猟の神秘
  • 第6章 火の鳥と錬金術
  • 第7章 DB—マグダラのマリアと対立物の一致
  • 終章 『ライ麦畑でつかまえて』の捕まえ方

「BOOKデータベース」 より

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