逃亡者たち : 脱現実と自己愛の病理
著者
書誌事項
逃亡者たち : 脱現実と自己愛の病理
ミネルヴァ書房, 2005.7
- タイトル別名
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Derealizzazione e narcisismo
- タイトル読み
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トウボウシャ タチ : ダツゲンジツ ト ジコアイ ノ ビョウリ
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注記
参考文献: 各部末
内容説明・目次
内容説明
いまここでの現実からさまざまな形で逃避する人たち。本書では、現実社会からの逃避、脱現実を現実世界と体験世界の文脈から捉え直し、その方向性を「仮想現実」と「現実への焦点化」という連続体で表現する。この“ほどよい現実”からの逸脱状況を縦糸に、そして、今、現代人の心の姿を紐解く鍵として注目されている自己愛を「自己愛不全」から「過剰な自己愛」までを彷徨う病理として横糸で結びながら、現代に巣食う脱現実という社会病理現象を気鋭の精神科医が紡いでいく。
目次
- 第1部 脱現実(現実と脱現実—ほどよさの世界;ひきこもり—狭められた現実;自殺—現実からの消滅 ほか)
- 第2部 自己愛症候群(自己愛、そして自己愛;虐待者—顕在的自己愛;ひきこもりの自己愛—密やかな自己愛 ほか)
- 第3部 自己愛と脱現実、そしてセラピー(自己愛者の脱現実—自己愛者はいかに現実を構築するのか;解決に向けて—脱現実化した自己愛者へのセラピー;それぞれのセラピー—各セラピーの要諦)
「BOOKデータベース」 より