書誌事項

国語教科書の思想

石原千秋著

(ちくま新書, 563)

筑摩書房, 2005.10

タイトル読み

コクゴ キョウカショ ノ シソウ

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内容説明・目次

内容説明

戦後の学校教育は子供の人格形成を使命の一つとしてきた。現在、その役割を担っているのが国語である。「読解力低下」が問題視される昨今、国語教育の現場では何が行われているのか?小・中学校の教科書、なかでもシェアの高いいくつかの教科書をテクストに、国語教科書が子供たちに伝えようとする「思想」が、どのような表現や構成によって作られているかを構造分析し、その中に隠されたイデオロギーを暴き出す。

目次

  • 第1章 「読解力低下問題」とは何か(国語教育をめぐる「誤解」;「読解力低下」の一人歩き;PISAの「読解力」試験とはどういうものか;新しい科目の立ち上げ)
  • 第2章 自己はどのように作られるのか—小学国語(自然に帰ろう;父の不在の意味;自己と他者に出会う;他者のいない情報;二つの定番教材)
  • 第3章 伝える「私」はどこにあるのか—中学国語(強いられるコミュニケーション;「道徳」の方へ;「わたしたち」というレトリック;なんのための豊かさか)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA73646841
  • ISBN
    • 9784480062703
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    206p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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