電車の中で化粧する女たち : コスメフリークという「オタク」
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書誌事項
電車の中で化粧する女たち : コスメフリークという「オタク」
(ベスト新書, 104)
ベストセラーズ, 2006.1
- タイトル別名
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電車の中で化粧する女たち : コスメフリークというオタク
- タイトル読み
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デンシャ ノ ナカ デ ケショウ スル オンナタチ : コスメ フリーク ト イウ オタク
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注記
主要参考文献: p177-179
内容説明・目次
内容説明
なぜ、女性たちは電車の中で化粧をするようになったのか。それは単にウチ・ソトの区別がなくなったからではない。化粧そのものが変わったのだ。今や化粧は、自己表現であり、立派な趣味の一領域であり、教養ですらある。「化粧が上手いですね」は褒め言葉であり、意のままに外見を操れる女性は「ビューテリジェンス」の持ち主として賞賛される。そして、コスメフリークたちの化粧への熱中ぶりは、まるでアニメやマンガに対するオタクのそれを思わせる。何しろ、彼女たちは私というフィギュアに「萌える」のだから。電車男と電車内化粧女。オタクとコスメフリーク。それは、九〇年代の日本社会が生み出した表裏一体の文化現象なのである。
目次
- プロローグ 電車内化粧はなぜ非難されるのか
- 第1章 化粧のお仕事—「トータルライフ・アドバイザー」叶姉妹の謎を解く
- 第2章 化粧は人なり—「メーキャップ・アーティスト」藤原美智子の謎を解く
- 第3章 趣味は化粧—「カリスマ主婦」君島十和子の謎を解く
- 第4章 男より化粧が大事と思いたい—「さすらいの女王」中村うさぎの謎を解く
- エピローグ コスメフリークという「オタク」—内面不在の一九九〇年代
「BOOKデータベース」 より