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故国喪失についての省察

エドワード・W・サイード [著] ; 大橋洋一 [ほか] 共訳

みすず書房, 2006.4-2009.6

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タイトル別名

Reflections on exile and other essays

故国喪失についての省察

故国喪失についての省察

タイトル読み

ココク ソウシツ ニツイテノ セイサツ

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注記

その他の訳者: 1: 近藤弘幸, 和田唯, 三原芳秋. 2: 近藤弘幸, 和田唯, 大貫隆史, 貞廣真紀

原著 (Harvard Univ. Press, 2000) 46編のうちの33編を, 2巻に分けて訳出したもの (「訳者あとがき」より)

訳注: 1: p305-333. 2: p335-382

解題: 1: p335-345. 2: p383-398

原注: 1: 巻末pi-viii. 2: 巻末pxv-xvii

訳者あとがき: 2: p399-415

索引: 2: 巻末pi-xiv

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784622072034

内容説明

35年にわたる批評実践の集大成としての評論集。メルロ=ポンティからグレン・グールドまでを論じた17編を収録。故国喪失と批評のかかわりを軸に、サイード思想のエッセンスを伝える。

目次

  • 批評と故国喪失
  • 受肉の迷宮—モーリス・メルロ=ポンティ
  • 未解決のアマチュア—E.M.シオラン
  • 終わりなき内戦—T.E.ロレンス
  • 偶然性と決定論のはざまで—ルカーチの『美学』
  • コンラッドとニーチェ
  • ヴィーコ—身体とテクストの鍛錬=学問に関して
  • どん底への観光旅行—ジョージ・オーウェル
  • 黒幕—ウォルター・リップマン
  • 信仰者にかこまれて—V.S.ナイポール
  • エジプトの儀礼
  • 批評の未来
  • 故国喪失についての省察
  • ミシェル・フーコー 一九二七‐一九八四
  • 演奏された時を求めて ピアニスト芸術における存在と記憶—グレン・グールド
  • 牛の角に突き殺されない方法—アーネスト・ヘミングウェイ
  • R.P.ブラックマーの地平
  • 被植民者を表象する—人類学の対話者たち
巻冊次

2 ISBN 9784622072041

内容説明

『オリエンタリズム』『文化と帝国主義』を補完する論文中心に、映画『ターザン』論、出色の『白鯨』論から論考『敗北とは何か』まで、多岐にわたる16編を収録。ポストコロニアル批評確立の源泉。

目次

  • ジッロ・ポンテコルヴォを求めて
  • マフフーズ以降
  • ジャングルからの声—ジョニー・ワイズミュラーのターザン
  • ベリー・ダンサーへの讃歌—タヒア・カリオカ
  • 『白鯨』を読むために
  • 知の政治学
  • アイデンティティ、権威、自由—支配者と旅行者
  • ナショナリズム、人権、解釈
  • 「移動する理論」再考
  • 歴史、文学、地理
  • 世界に抗する—エリック・ホブズボーム
  • バッハの天才、シューマンの奇矯性、ショパンの過酷さ、ローゼンの贈り物=才能
  • 抵抗すること、そして立場を取ること
  • 沈黙から音へ、そしてふたたたび沈黙へ—音楽・文学・歴史
  • 敗北とは何か
  • 定義の衝突—サミュエル・ハンチントン

「BOOKデータベース」 より

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