大岡昇平の創作方法 : 『俘虜記』『野火』『武蔵野夫人』
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大岡昇平の創作方法 : 『俘虜記』『野火』『武蔵野夫人』
笠間書院, 2006.4
- タイトル別名
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大岡昇平の創作方法 : 俘虜記野火武蔵野夫人
The working method of Ooka Shohei
- タイトル読み
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オオオカ ショウヘイ ノ ソウサク ホウホウ : フリョキ ノビ ムサシノ フジン
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注記
博士論文 「大岡昇平の創作方法 : 『俘虜記』・『野火』・『武蔵野夫人』」(福岡大学, 2003年提出) に加筆修正をしたもの
参考文献一覧: p185-193
内容説明・目次
内容説明
事実を確定する行為とは異質な語りで、物語化を拒否した大岡。読者をより豊かな解釈の可能性へと導くためにテクストはどのように書かれたのか初期三作品から明らかにする。
目次
- 第1章 『俘虜記』の創作方法—背景としての記録文学(『俘虜記』における表現上の独創性についての従来の研究;記録文学の流行と大岡の批評意識 ほか)
- 第2章 『俘虜記』から『野火』へ—映像の記憶と記述される言葉(『野火』における視覚性についての従来の研究;映像の連結 ほか)
- 第3章 『野火』の文体—反転する視覚性(語りの基本構造;欧文脈の摂取 ほか)
- 第4章 『武蔵野夫人』における間テクスト性の問題—「誓い」に織り込まれたスタンダール『パルムの僧院』(暗示されるテクスト;スタンダールの流行 ほか)
「BOOKデータベース」 より