書誌事項

松本清張と昭和史

保阪正康著

(平凡社新書, 320)

平凡社, 2006.5

タイトル読み

マツモト セイチョウ ト ショウワシ

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注記

関連年表: p243-252

内容説明・目次

内容説明

社会派推理小説の分野を開拓し、歴史小説、社会評論、古代史研究など、多彩な執筆活動を展開して、「国民作家」の名にふさわしい存在感を示した松本清張。なかでも、現代史の謎に切り込んだノンフィクションは重要な柱である。清張は、軍部をはじめとする国家権力、二・二六事件で蹶起した将校たちにどのような眼差しをむけていたのか?占領期の闇をいかに切り裂いたか?「昭和」という時代にどう取り組み、何を見たのか?松本清張から、「時代の記録者」としてバトンを受けた著者が、『昭和史発掘』『日本の黒い霧』を通し、その史観の本質に迫る意欲作。

目次

  • 第1章 昭和前期と『昭和史発掘』(自らの同時代史に取り組む;清張にとっての昭和前期;「底辺からの視線」はどこから生まれたか ほか)
  • 第2章 「二・二六事件」に収斂された昭和前期(昭和前期の日本を形造ったものの正体;事件をめぐる因果;同時代としての「二・二六」 ほか)
  • 第3章 昭和中期を暴いた『日本の黒い霧』(占領期という時代;GSとG2の対立;占領期の闇 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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