日仏交感の近代 : 文学・美術・音楽

書誌事項

日仏交感の近代 : 文学・美術・音楽

宇佐美斉編著

(京都大學人文科學研究所研究報告)

京都大学学術出版会, 2006.5

タイトル別名

Modernité des empathies franco‐japonaises : littérature, art, musique

日仏交感の近代 : 文学美術音楽

タイトル読み

ニチフツ コウカン ノ キンダイ : ブンガク・ビジュツ・オンガク

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注記

木下杢太郎書誌: p72-73

内容説明・目次

内容説明

本書では、文学、美術、音楽の諸領域が有機的にかかわる現場を重視し、幕末以降、今日にいたるまで、百数十年におよぶ日仏文化交渉の内実と創造性そのものを、あくまでも具体的に問いなおすことに主眼がおかれている。

目次

  • 1 出会いと触発(「フランス」との邂逅;『懺悔録』の翻訳と日本近代の自伝小説—藤村の『新生』;木下杢太郎とフランス文化;「反語的精神」の共振—林達夫とジャンケレヴィッチ)
  • 2 受容と創造(岩野泡鳴とフランス象徴詩;近代史の移入から創造へ;九鬼周造の押韻論とフランス文学;創造的フランス—竹内勝太郎のヴァレリー)
  • 3 虫と花のジャポニスム(フランスから来た「日本」—『蜻蛉集』挿絵について;『蜻蛉集』における実りと萌芽—和歌とフランス詩の接点;高島北海の日本再発見—フランス滞在がもたらしたもの;『失われた時を求めて』にみる菊の花—愛の憂いと嫉妬を秘める)
  • 4 もう一つのオリエンタリズム(世紀末フランスにおける日本趣味とフロベール;「日本」を書く—ピエール・ロティ『お菊さん』の位置;マルロー『人間の条件』と日本—「静謐」sereniteの夢;媒介者としての「水の風景」—日本近代文学を中心にして)
  • 5 幻のパリ(ドイツ音楽からの脱出?—戦前日本におけるフランス音楽受容の幾つかのモード;ドビュッシーと日本近代の文学者たち;憧れはフランス、花のパリ;日本人にとってシャンソンとは何か?—シャンソン受容史の試み)

「BOOKデータベース」 より

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