トラウマの声を聞く : 共同体の記憶と歴史の未来

書誌事項

トラウマの声を聞く : 共同体の記憶と歴史の未来

下河辺美知子 [著]

みすず書房, 2006.6

タイトル読み

トラウマ ノ コエ オ キク : キョウドウタイ ノ キオク ト レキシ ノ ミライ

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注記

参考文献: p231-244

内容説明・目次

内容説明

語れば語るほど戦争の本質が見えなくなるのはなぜか。共同体に刻まれたトラウマ記憶への洞察を来たるべきエシックスに架橋する、9・11以降の歴史の解読法。

目次

  • 1 トラウマ(PTSDをめぐる時間の旅—忘れられたものからの声;トラウマという場所—われわれは現実界との出会いを希求しているのだろうか;集団のトラウマという発見—『モーセと一神教』と埋葬された記憶;「真の他者」の出現—テロリズムと共同体の記憶)
  • 2 ジェノサイド(「俺じゃない、エイハブはあいつだ」—ジェノサイドの欲望が宿る場所;「自由の帝国」と表象の全体主義—言葉のジェノサイド;ジェノサイドと核—核と抑止のレトリック)
  • 3 エシックス(遠くから殺す/近くから書く—モダニズム国家と「ヒロシマ」;国家が殺されて歴史言説が誕生する—アンティゴネーがもたらすエシックス;エシックスの囁き—デリダの正義の在るところ)

「BOOKデータベース」 より

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