時間意識の近代 : 「時は金なり」の社会史

書誌事項

時間意識の近代 : 「時は金なり」の社会史

西本郁子著

法政大学出版局, 2006.10

タイトル別名

時間意識の近代 : 時は金なりの社会史

タイトル読み

ジカン イシキ ノ キンダイ : トキ ワ カネ ナリ ノ シャカイシ

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注記

主な参考文献: p392-402

内容説明・目次

内容説明

19世紀以降、科学技術や産業化の進展とともに、スピード化する社会が出現した。その過程は、時間が非政治化され、経済性が追求されてきた歴史といいかえることもできる。本書は、「はやさ」を表わすことばの意味をはじめ、鉄道、自動車、電話、ラジオの発達や、西洋の時刻制度の導入にともなう近代的システムの形成、さらには「時は金なり」や「科学的管理法」といった新しい思想の紹介、文学・芸術作品などを手がかりとして、人びとの〈とき〉をめぐる意識の変遷や生活のありようを日本と欧米の比較をまじえて論じる。

目次

  • 第1章 時が過ぎてゆく
  • 第2章 「追いつき、追い越す」速度
  • 第3章 ふたつの時刻制度のはざまで
  • 第4章 「時は金なり」?
  • 第5章 能率の時代
  • 第6章 時計人間の隘路
  • 第7章 スピードの一九六〇年代、そして…

「BOOKデータベース」 より

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