マッハ力学史 : 古典力学の発展と批判

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マッハ力学史 : 古典力学の発展と批判

エルンスト・マッハ著 ; 岩野秀明訳

(ちくま学芸文庫, [マ-27-1]-[マ-27-2])

筑摩書房, 2006.12

タイトル別名

Die Mechanik in ihrer Entwicklung historisch‐kritisch dargestellt

タイトル読み

マッハ リキガクシ : コテン リキガク ノ ハッテン ト ヒハン

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注記

「力学史」(公論社 1976年刊)の改題改訳

原著第9版の翻訳

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784480090232

内容説明

古典力学はどこまで科学的か?ニュートン力学における絶対時間・絶対空間は認められるものか?マッハの根源的検証は、疑いようもないと見なされていたニュートン力学の批判であると同時に、感覚の分析を通して考察された反形而上学的認識論でもあった。物理学と心理・生理学を往き来しながら、マッハの思想は大きなうねりとなり、アインシュタインの相対論に道を拓き、ヴィトゲンシュタイン、ゲーデルなど後世の哲学者に影響を及ぼした。そのマッハ畢生の大著を哲学的記述に忠実に翻訳。上巻は「静力学の原理の発展」「動力学の原理の発展」までを収録。

目次

  • 第1章 静力学の原理の発展(梃子の原理;斜面の原理;力の合成の原理;仮想変位の原理 ほか)
  • 第2章 動力学の原理の発展(ガリレイの業績;ホイヘンスの業績;ニュートンの業績;反作用原理の詳論と直観化 ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784480090249

内容説明

古典力学はどこまで科学的か?ニュートン力学における絶対時間・絶対空間は認められるものか?マッハの根源的検証は、疑いようもないと見なされていたニュートン力学の批判であると同時に、感覚の分析を通して考察された反形而上学的認識論でもあった。物理学と心理・生理学を往き来しながら、マッハの思想は大きなうねりとなり、アインシュタインの相対論に道を拓き、ヴィトゲンシュタイン、ゲーデルなど後世の哲学者に影響を及ぼした。下巻は「諸原理の応用と力学の演繹的発展」「力学の形式的発展」「力学の他の知識領域への関係」を収録。訳者による相対性理論とマッハの関係の考察を付す。

目次

  • 第3章 諸原理の応用と力学の演繹的発展(ニュートン的諸原理の射程;力学の計算式と尺度;運動量保存、重心保存、面積保存、の法則 ほか)
  • 第4章 力学の形式的発展(等周問題;力学における神学的、物活論的、神秘主義的観点;解析力学 ほか)
  • 第5章 力学の他の知識領域への関係(力学の物理学への関係;力学の整理学への関係;結語)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA79552401
  • ISBN
    • 4480090231
    • 448009024X
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    ger
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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