宗教紛争と差別の人類学 : 現代インドで〈周辺〉を〈境界〉に読み替える

書誌事項

宗教紛争と差別の人類学 : 現代インドで〈周辺〉を〈境界〉に読み替える

関根康正著

世界思想社, 2006.12

タイトル別名

現代インドで周辺を境界に読み替える

タイトル読み

シュウキョウ フンソウ ト サベツ ノ ジンルイガク : ゲンダイ インド デ〈シュウヘン〉オ〈キョウカイ〉ニ ヨミカエル

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注記

文献: p333-346

索引あり

内容説明・目次

内容説明

「異文化理解」から「他者了解」へ。現代インド社会における宗教対立・紛争のメカニズムを考察し、信仰生活の現場に密着した視点から、「生きられた宗教」の融合力に注目することによって、排他性の溶解の可能性を提示する。

目次

  • 「他者了解」という現代人類学の課題
  • 第1部 宗教紛争の歴史と現在—宗教の排他性の発現(植民地主義の遺産—セキュラリズム(政教分離主義)とコミュナリズム(宗教対立主義)という難題;近代開発主義の閉塞—経済自由化とコミュナリズム;都市祭礼の創出とコミュナリズム言説—「拡張された宗教」としての暴力)
  • 第2部 庶民宗教の実相—生活宗教にみる融合力(生活世界の信仰から見直すコミュナリズム現象—女神崇拝とダルガー崇拝の信仰現場から;「宗教空間」としての歩道空間—チェンナイ市の「歩道寺院」の盛衰)
  • 第3部 他者了解の人類学的作法—紛争と差別の「周辺」と「境界」(「不可触民」研究の対話作法—「不可触民」はどこへ行ったか?;異文化理解から他者了解へ—他者を自分のように語れないか?)

「BOOKデータベース」 より

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