文学論
著者
書誌事項
文学論
(岩波文庫, 31(緑)-11-17,
岩波書店, 2007
- 上
- 下
- タイトル読み
-
ブンガクロン
大学図書館所蔵 件 / 全247件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
『漱石全集』(1993年版 岩波書店刊)を底本とした
注解: 亀井俊介
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784003600146
内容説明
一九〇三年苦しいロンドン留学から帰国した漱石は帝大で教壇に立つ。後の文豪の世界文学との邂逅は近代日本に何をもたらしたか。一見難解な外観、厖大な引用、苦渋とユーモアの口調に漲る文学修行の精華。西洋と日本をつなぐ迫力満点の講義録。
目次
- 第1編 文学的内容の分類(文学的内容の形式;文学的内容の基本成分;文学的内容の分類及びその価値的等級)
- 第2編 文学的内容の数量的変化(Fの変化;fの変化;fに伴ふ幻惑;悲劇に対する場合)
- 第3編 文学的内容の特質(文学的Fと科学的Fとの比較一汎;文芸上の真と科学上の真)
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784003600153
内容説明
のっけから公式F+fなどと、強面の文学講義。Fは認識の焦点や事実、fは情緒で、合せて文学の内容だと言うのだが、後半は表現の関係や聯想・語法を探り、豊富な実例でもって文学の面白味を解明。世界文学を読む視点から書く方法へと導いていく。
目次
- 第4編 文学的内容の相互関係(投出語法;投入語法;自己と隔離せる聯想;滑稽的聯想;調和法;対置法;写実法;間隔論)
- 第5編 集合的F(一代における三種の集合的F;意識推移の原則;原則の応用;補遺)
「BOOKデータベース」 より