漢文脈と近代日本 : もう一つのことばの世界

書誌事項

漢文脈と近代日本 : もう一つのことばの世界

齋藤希史著

(NHKブックス, 1077)

日本放送出版協会, 2007.2

タイトル別名

漢文脈と近代日本 : もう一つのことばの世界

漢文脈と近代日本 : もう1つのことばの世界

タイトル読み

カンブンミャク ト キンダイ ニホン : モウ ヒトツ ノ コトバ ノ セカイ

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注記

参考文献: p228-232

内容説明・目次

内容説明

漢文は、言文一致以降すたれてしまったのか、それとも日本文化の基盤として生き続けているのか?本書は漢文の文体にのみ着目した従来の議論を退け、思考様式や感覚を含めた知的世界の全体像を描き出す。学問と治世を志向する漢文特有の思考の型は、幕末の志士や近代知識人の自意識を育んだ。一方、文明開花の実用主義により漢文は機能的な訓読文に姿を変え、「政治=公」から切り離された「文学=私」を形成する。近代にドラスティックに再編された漢文脈を辿る意欲作。

目次

  • 序章 漢文脈とは何か—文体と思考の二つの極
  • 第1章 漢文の読み書きはなぜ広まったのか—『日本外史』と訓読の声
  • 第2章 国民の文体はいかに成立したのか—文明開化と訓読文
  • 第3章 文学の近代はいつ始まったのか—反政治としての恋愛
  • 第4章 小説家は懐かしき異国で何を見たのか—艶情と革命の地
  • 終章 漢文脈の地平—もう一つの日本語へ

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA80875361
  • ISBN
    • 9784140910771
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    235p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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