靖国史観 : 幕末維新という深淵

Bibliographic Information

靖国史観 : 幕末維新という深淵

小島毅著

(ちくま新書, 652)

筑摩書房, 2007.4

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靖国史観 : 幕末維新という深淵

靖国史観 : 幕末維新という深淵

Title Transcription

ヤスクニ シカン : バクマツ イシン ト イウ シンエン

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Note

参考文献一覧: p202-206

Description and Table of Contents

Description

司馬遼太郎をはじめ、今や誰もが一八六七年の「革命」(=明治維新)を肯定的に語る。けれども、そうした歴史評価は価値中立的ではない。なぜか。内戦の勝者である薩長の立場から近代を捉えた歴史観にすぎないからだ。「靖国史観」もそのひとつで、天皇中心の日本国家を前提にしている。本書は靖国神社創設の経緯をひもときながら、文明開化で儒教が果たした役割に光をあて、明治維新の独善性を暴きだす。気鋭の歴史学者が「日本」の近代史観に一石を投じる檄文。

Table of Contents

  • 第1章 国体(国体の本義;寛政の改革;天祖の創出;祭政一致国家という言説;戦闘者としての武士の再興;天壌無窮の信仰;国体明徴運動;平泉澄の歴史認識)
  • 第2章 英霊(靖国の祭神;誰が英霊なのか;幕末の英霊たち;「英霊」の原義;藤田東湖)
  • 第3章 維新(維新の本義;革命と相違;万世一系の創出;「中興」のあと;武家政権についての歴史認識;ナショナリズムの勃興)

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Details

  • NCID
    BA81480154
  • ISBN
    • 9784480063571
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    206p
  • Size
    18cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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