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植物と帝国 : 抹殺された中絶薬とジェンダー

ロンダ・シービンガー著 ; 小川眞里子, 弓削尚子訳

工作舎, 2007.5

タイトル別名

Plants and empire : colonial bioprospecting in the Atlantic world

タイトル読み

ショクブツ ト テイコク : マッサツ サレタ チュウゼツヤク ト ジェンダー

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注記

参考文献: p365-379

内容説明・目次

内容説明

18世紀の植民地の暗く苛烈な文化交流史において、著者はオウコチョウのようなつつましい植物に焦点を当てる。現地の人びとから植物の知識を熱心に吸収したヨーロッパ人は、奴隷の女たちが主人を欺くために使っていた中絶薬についての知識を、あえて無視した。ヨーロッパはまさに重商主義のもと、人口増加を奨励している時代だった。植物探査のはらむ深刻なモラル問題に光を当てる。アメリカ歴史学会大西洋世界史賞、フランス植民地歴史学会Heggoy賞、アメリカ医学誌協会薬学史Ester賞—受賞。

目次

  • 第1章 出航(旅する植物学者—ハンス・スローン;マリア・シビラ・メリアン ほか)
  • 第2章 植物探査(西インド諸島における薬探査;植物探査の接触地帯 ほか)
  • 第3章 エキゾチックな中絶薬(メリアンのオウコチョウ;ヨーロッパにおける中絶 ほか)
  • 第4章 ヨーロッパにおけるオウコチョウの運命(動物実験(治験);自らを実験台に ほか)
  • 第5章 命名に発揮された帝国主義(自然界の命名と帝国—カール・リンネ;名づけることの困難 ほか)
  • 結論 アグノトロジー

「BOOKデータベース」 より

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