崇高の哲学 : 情感豊かな理性の構築に向けて
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崇高の哲学 : 情感豊かな理性の構築に向けて
(《思想*多島海》シリーズ, 9)
法政大学出版局, 2007.9
- タイトル読み
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スウコウ ノ テツガク : ジョウカン ユタカナ リセイ ノ コウチク ニ ムケテ
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内容説明・目次
内容説明
崇高なものへの感受性や、精神を揺るがす畏怖の体験を、哲学はどう探究してきたか。バークとカントの「崇高と美」概念を中心に、ハイデガー、ウィトゲンシュタインの「驚異と崇高」の考察、アドルノ、リオタール、ナンシー、スピヴァク、ラクー=ラバルト、イーグルトンらに至る崇高論の展開を検討するとともに、現代における崇高の意義・批判的機能と、その拡散・喪失およびイデオロギー化との緊張関係を考察する。驚異と崇高の概念を軸に、人間の全体的理解、「情感豊かな理性」の可能性を問う。
目次
- 序論 崇高論の今日的意義
- 第1章 崇高の哲学と理性批判
- 第2章 批判哲学と崇高のイデオロギー
- 第3章 驚異と崇高—ウィトゲンシュタインとハイデガー
- 第4章 近代崇高論の地平
- 結論—情感豊かな理性の構築のために
「BOOKデータベース」 より