オリエンタリズムとジェンダー : 「蝶々夫人」の系譜
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書誌事項
オリエンタリズムとジェンダー : 「蝶々夫人」の系譜
法政大学出版局, 2007.10
- タイトル別名
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オリエンタリズムとジェンダー : 蝶々夫人の系譜
- タイトル読み
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オリエンタリズム ト ジェンダー : チョウチョウ フジン ノ ケイフ
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内容説明・目次
内容説明
西欧における日本女性のイメージはいかにして形成されたか—。ロティの『お菊さん』、ロング、ベラスコ、プッチーニの『蝶々夫人』を、サイードが指摘する「再構成と繰り返し」の過程として読み直し、レーヴェン『バタフライ』における自己相対化の手法、ウォン『M・バタフライ』における異性装のパフォーマンスにジェンダーの本質と模倣の構造を探る。
目次
- 第1章 ピエール・ロティ『お菊さん』(一八八七/九三)—幻想に裏切られた西洋人がみた日本女性
- 第2章 ジョン・ルーサー・ロング『蝶々夫人』(一八九八)—現実からイメージへの変換
- 第3章 デイヴィド・ベラスコ『蝶々夫人』(一九〇〇)—原作小説はどのように書きかえられたか
- 第4章 ジャコモ・プッチーニ『蝶々夫人』(一九〇四)—西洋の観察者、東洋の死体
- 第5章 パウル・レーヴェン『バタフライ』(一九九八)—バタフライはなぜ宿命の女ではないのか
- 第6章 デイヴィド・ヘンリー・ウォン『M・バタフライ』(一九九八)—パロディによる「美しい物語」の解体
「BOOKデータベース」 より