ガヴァネス : ヴィクトリア時代の「余った女」たち
著者
書誌事項
ガヴァネス : ヴィクトリア時代の「余った女」たち
みすず書房, 2007.11
- タイトル別名
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ガヴァネス : ヴィクトリア時代の余った女たち
- タイトル読み
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ガヴァネス : ヴィクトリア ジダイ ノ アマッタ オンナ タチ
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注記
中公新書版 (1994年刊) に加筆し, 二章を増補したもの
参考文献: p202-205
内容説明・目次
内容説明
19世紀英国に大量出現した未婚女性が、唯一の活路とした住み込みの家庭教師。その実像を歴史と文学の両面から探る。英文学、英国史の基本図書。
目次
- 第1部 現実のガヴァネスたち(ガヴァネス普及の背景;ガヴァネスの口を求む;何をどう教えたのか;気の毒な先生;ガヴァネス問題への対策;海外の王室付きガヴァネスの一例—アンナ・リーノウェンズの場合)
- 第2部 小説の中のガヴァネスたち(レディ・ピカロ—クララ・モーダント(レディ・ブレッシントン『ガヴァネス』(一八三九));危険な女—ベッキー・シャープ(W・M・サッカレー『虚栄の市』(一八四七‐四八));反逆する女—ジェイン・エア(シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』(一八四七));道徳的優位者—アグネス・グレイ(アン・ブロンテ『アグネス・グレイ』(一八四七));身をあやまった女—レディ・イザベル(ミセス・ヘンリー・ウッド『イースト・リン』(一八六一));外面は天使、内面は悪魔—ルーシー・グレアム(メアリー・エリザベス。ブラッドン『オードリー卿夫人の秘密』(一八六二));真実の女—ルーシー・モリス(アントニー・トロロウプ『ユーステス家のダイアモンド』(一八七三));幽霊を見たガヴァネス(ヘンリー・ジェイムズ『ねじのひねり』(一八九八))
「BOOKデータベース」 より