文明としての教育
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文明としての教育
(新潮新書, 241)
新潮社, 2007.12
- タイトル読み
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ブンメイ トシテ ノ キョウイク
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内容説明・目次
内容説明
国語教育こそ「愛国教育」である。倫理の領域に踏み込む「道徳教育」は教室になじまない。学校に過剰なサービスを期待してはならない。…西洋は古代ギリシャから近代アメリカまで、日本は鎌倉時代から明治時代まで、東西の教育史をつぶさに検証。文明と教育との深い関わりを鮮やかに解き明かした上で、明日の日本のため、さまざまな提言を大胆に行う。中央教育審議会会長による画期的な教育論。
目次
- 序章 荒廃のなかの教室—私に「教育の原風景」を与えた敗戦後の満州。
- 第1章 学校教育はなぜ必要なのか—現実は「経験」によっては学べない。
- 第2章 文明とともに—文明と教育は武力にまさる。
- 第3章 古代ギリシャから中世へ—教育に見るヨーロッパ文明 多様の統一。
- 第4章 ルネサンスからの歩み—国民国家と義務教育へ。
- 第5章 鎌倉、室町、そして江戸—日本の文明は、アジアでなく、じつはヨーロッパと共通している。
- 第6章 近代国家の成立に伴って—世界文明の統一の趨勢のもとで。
- 第7章 統治とサービス—現代の教育機関は社会から過剰にサービスを求められてはいないか。
- 第8章 国語、道徳、歴史—内面的な倫理意識に踏み込む「道徳教育」は教室になじまない。
- 終章 明日に向けて—教育の限界を認め、「驕りなき教育」をめざさなければならない。
「BOOKデータベース」 より