計画的戦争準備・軍需動員・経済統制

書誌事項

計画的戦争準備・軍需動員・経済統制

三輪芳朗著

(政府の能力 / 三輪芳朗著, 続)

有斐閣, 2008.3

タイトル別名

Wartime planning, mobilization, and economic control in Japan : further studies in 'the competence of the state'

計画的戦争準備軍需動員経済統制

政府の能力 : 続

タイトル読み

ケイカクテキ センソウ ジュンビ グンジュ ドウイン ケイザイ トウセイ

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注記

「計画的戦争準備」「軍需動員」「経済統制」関連事項年表: p155-158

引用文献: p540-548

内容説明・目次

内容説明

1930‐40年代の「戦争」(主に日中戦早期)の準備・遂行過程を素材とした「政府の能力」の経済分析。(軍部を含む)政府が企画・実施したとされるさまざまな「計画」「政策」は実体のない「デスクプラン」にすぎず、軍需品の開発から利用に至る調達「現場」などの実態から乖離した。「計画的」に「準備」された「戦争」が有効な「軍需動員」「経済統制」に基づいて実施されたとする「通説」「常識」「通念」に関する冷静・厳密な実証研究。—「計画的戦争準備」「軍需動員」「経済統制」の基礎となり、これらを条件づけた日本「政府の能力」ははなはだ貧弱であった。「有能な政府」が本来持てる「能力」の発揮に失敗したと考えるべき理由は見あたらない。「戦時統制の成功体験が戦後の経済政策・産業政策の成功につながった」とする「通念」は実態から乖離した神話である。

目次

  • 第1部 「通説」「常識」「通念」の呪縛からの解放(導入部:問題の設定、目的と意義、構成と要約;検討の準備;「通念」を支持する読者のための「戦争」に関わる10の基本的Puzzles;「通念」を支持する読者のための「計画的戦争準備」「軍需動員」「経済統制」の実相に関する9つの基本的Puzzles)
  • 第2部 「計画的戦争準備」「軍需動員」「経済統制」の実相(日中戦争前半期にみる「計画的戦争準備」と「軍需動員」の実態;「作戦計画」「戦争計画」「国防方針」;「物資動員計画」「生産力拡充計画(政策)」経済統制(目次);ケース・スタディ:海軍航空兵器)

「BOOKデータベース」 より

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  • 政府の能力

    三輪芳朗著

    有斐閣 1998.10

    [正]

    所蔵館180館

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