刺青とヌードの美術史 : 江戸から近代へ
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書誌事項
刺青とヌードの美術史 : 江戸から近代へ
(NHKブックス, 1109)
日本放送出版協会, 2008.4
- タイトル別名
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刺青とヌードの美術史 : 江戸から近代へ
- タイトル読み
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シセイ ト ヌード ノ ビジュツシ : エド カラ キンダイ エ
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内容説明・目次
内容説明
今日、雑誌や野外彫刻で目にする七頭身美人のヌードとは、全く異なる美の基準に立つ裸体表現が江戸時代に存在した。美人画や刺青画では肌の白さやきめ細かさが重視され、他方、生人形では日常の姿を写し取る究極の迫真性が追求され、生身の人間性を感じさせる淫靡な裸体芸術が花開いた。明治期、人格を除去し肉体を誇示した西洋ヌードを移入すると、伝統の解体や再接続を経て、新たな裸体美が模索される。従来の研究から抜け落ちた美術作品を多数俎上に載せ、日本美術史の書き換えを試みる画期的な論考。
目次
- 序章 ヌード大国・日本を問い直す
- 第1章 ヌードと裸体—二つの異なる美の基準
- 第2章 幕末に花開く裸体芸術
- 第3章 裸体芸術の辿った困難な道
- 第4章 裸体への視線—自然な裸体から性的身体へ
- 第5章 美術としての刺青
- 終章 裸体のゆくえ
「BOOKデータベース」 より