アメリカ帝国とは何か : 21世紀世界秩序の行方
著者
書誌事項
アメリカ帝国とは何か : 21世紀世界秩序の行方
(Minerva人文・社会科学叢書, 139)
ミネルヴァ書房, 2008.4
- タイトル別名
-
The new American empire : a 21st century teach-in on U.S. foreign policy
- タイトル読み
-
アメリカ テイコク トワ ナニカ : 21セイキ セカイ チツジョ ノ ユクエ
大学図書館所蔵 件 / 全184件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献: p351-353
内容説明・目次
内容説明
本書は、著名な歴史家が一堂に会して行われた討論集会の結晶である。世界的な広い視野に立ち、「アメリカ帝国」を比較の視座から時間と空間の両面においてとらえ直す一方、「帝国」を支えるいくつかの大前提にもメスを入れ批判的に吟味している。そして、イラク戦争は「アメリカ帝国」の抱える諸問題の氷山の一角にすぎないと主張する。その意味で本書は、イラク戦争の性格付けとその歴史的位置、さらには近年の合衆国の対外行動とその論理を考えるうえで、日本の読者にとっても時宜を得た啓蒙書となっている。
目次
- アメリカは帝国か?—二一世紀の辺境と平和の諸問題
- 第1部 文脈(絶頂期に立ち会って—正義の帝国か?;帝国の言葉;戦争を知らせる太鼓)
- 第2部 変容した関係(アメリカのヘゲモニーとヨーロッパの自立性、一九八九〜二〇〇三年—イラク戦争を理解するための分析枠組み;反米主義と反欧州主義)
- 第3部 類比(イラクはニカラグアのようなアラブ国家ではない—中米とニューライトの台頭;文明化の使命に基づく進展?—フィリピン植民地化に見られるアメリカ例外主義の前提;占領—歴史からの警告;「帝国再来の」時期の日本とアメリカ)
- 第4部 未来(前進、リベラル兵士?—ブッシュのグランド・ストラティジーに見る十字軍の論理、何が問題なのか;きわめて興味深い帝国;『アメリカ帝国とは何か』)
「BOOKデータベース」 より