新式算術講義
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新式算術講義
(ちくま学芸文庫, [タ27-1])
筑摩書房, 2008.5
- タイトル読み
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シンシキ サンジュツ コウギ
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注記
博文館(1904.6)刊の文庫化
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
数とはなにか?無理数とはなにか?何のためのものか。「量の数値を供給すべしとの要求に応ぜんが為なり」「無理数の定義は天上より落下せるに非ざること明なり」。耳にも心地よい、歯切れのよい文体で著者は明快に論を進める。当時、解析学の至近の課題はその厳密化であった。デデキントやカントールの最新理論に伍して、独自の観点から、ヒルベルトの『幾何学基礎論』に範をもとめて数を論じたい。数の概念の背景に量の概念を配置する、それがアイデアだった。世界的な数学者となる著者の、日本近代数学黎明期の解析学基礎。表記は原書尊重。著者小伝と懇切な解説を付す。
目次
- 第1章 自然数の起源
- 第2章 四則算法
- 第三章 負数、四則算法の再審
- 第4章 整除に関する整数の性質
- 第5章 分数
- 第6章 分数に関する整数論的の研究
- 第7章 四則算法の形式上不易
- 第8章 量の連続性及無理数の起源
- 第9章 無理数
- 第10章 極限及連続的算法
- 第11章 冪及対数
「BOOKデータベース」 より